うつ病の治療の基本は2つ

うつ病の治療の基本は、「休養」と「薬」

うつ病は早い段階で適切な治療を受けると治すことができる病気です。
ところが、放置していると慢性化しやすく、再発しやすくなるという特徴があります。

うつ病の治療の中心は、抗うつ薬などの薬を服用することでよくなりますが、いくら薬を飲んだとしても、うつ病のきっかけとなったストレスを受け続けている環境が変わらなければ、なかなか治りません。

薬を飲みながら、十分な休養を取ることが必要で、長期間の休みが必要になる場合もあります。

うつ病を長引かせないためにも、きちんと医師の指示にしたがい治療を続けることが大事です。

治療を始めるうえでの心構え

○早く医療機関に相談する
うつ病は、適切な治療を早いうちに受けることでよくなります。症状に心当たりがある場合は、少しでも早く医療機関を受診することが重要です。

○回復をあせらない
薬の効果が出るまでには少なくとも1ヶ月程度かかりますし、症状が回復するにもある程度の時間がかかります。
順調に回復すれば3か月程度ですが、半年から1年かかることもあいます。また、うつ病はよくなったり悪くなったりを繰り返すことから、目先の効果にとらわれずにじっくり構えて治療しましょう。

○自分の判断で治療をやめない
治療には十分な薬の服用が必要なので、症状がよくなったと自分で判断して薬の服用をやめると、再発する場合があります。自分の判断で薬の量を減らしたりやめたりしないようにしましょう。

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